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お墓参りのお供え物、何が良くて何がダメ?

2025.06.04

お墓参りは、故人やご先祖様に感謝の気持ちを伝える行事です。その際にお供え物を持参する方も多いでしょう。しかし、いかに「自分が良い」と思っていても、先祖代々のルールを犯す「タブー」を行ってしまっては本末転倒です。

では、「あるべきお供え物」とは何なのでしょうか? 今回の「いまから情報局」では、正しいお供え物の選び方とマナーについてご紹介します。

◎おすすめのお供え物

以下のようなお供え物は、一般的に好ましく、墓地のルールにも沿っています。

  • 生花:バラのような棘のあるもの、香りが強すぎる花は避けましょう。
  • 果物:リンゴやバナナなど、常温で保存しやすいものが適しています。
  • お菓子:個包装されたものは清潔で、片付けもしやすいです。
  • お茶や水:缶やペットボトル入りの飲み物が衛生的。

これらの中で、故人が好きだったものを供えると良いでしょう。

✖避けた方がよいお供え物

宗教上の理由や、環境・他の利用者への配慮から、以下のようなものは控えましょう。

  • 生もの:魚や肉類は不衛生で、殺生を連想させるため仏教では避けましょう。
  • においの強いもの:にんにく、にら、ねぎ、らっきょう、あさつきなど、臭いや辛みが強いものは煩悩を刺激するとされ仏教では不適切です。

アルコール類は墓石にかけるのは墓石が傷むため絶対にやめましょう。

お墓参りの基本マナーも大切に

お供え物は感謝の気持ちを形にしたものですが、大切なのは「心」です。お参りが終わったら、供えたものはきちんと片付け持ち帰りましょう。
食べ物をそのまま残していくとカラス等に漁られ、周囲が汚れます。また、お酒を残していかれる方も多いですが虫が湧くため片づけるのが望ましいです。

ゴミの持ち帰りや墓前の掃除も、お墓参りの大切な一部です。